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大きくなるの楽しみ 帯広・売買川サケ稚魚放流

サケの稚魚を放流する参加者(5日午前10時半ごろ、新井拓海撮影)

 「サケの稚魚放流祭」が5日午前10時から、帯広市内の売買川サケのふるさと公園(西14南37)で開かれた。晴天の下、約80人が稚魚が成長して戻ってくることを願って約1万4400匹を放流した。

 命の大切さを学び、川の自然環境を保とうと帯広サケの会(千葉よう子会長代行)が毎年主催し、今年で32回目。

 稚魚は昨年10月に帯広第八中学校自然観察少年団(山田大晴=たいせい=部長)が十勝釧路管内さけます増殖事業協会から譲り受けた親サケを人工授精させ、ふ化。部員が交代で水温管理や餌やりなどをし、5センチほどまで成長させた。放流祭前日には、付近の町内会の会員が川の周辺の清掃活動をした。

 放流祭には地域住民らも集まった。部員への指導を行った元水産庁さけます資源管理センター帯広事業所長の石垣章さん(帯広)が川を下った稚魚がオホーツク海、アラスカ湾などで過ごし、4年後に再び川に戻ってくる過程を地図で説明。その後山田部長の掛け声で一斉に放流した。

 家族4人で初めて参加した田沼栞奈さん(帯広稲田小3年)は「稚魚は小さくてかわいかった。大きくなるのが楽しみ」と話していた。(高津祐也)

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