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2400の笑顔 選手歓迎 冬季アジア大会

スピードスケート会場の入り口付近に設置された2400人の写真で作られた「WELCOME」ボード(14日午前10時45分ごろ、明治北海道十勝オーバルで。金野和彦撮影)

氷の厚さ特別調整
 19~26日に札幌と帯広で行われる冬季アジア大会を前に、スピードスケート競技の会場となる明治北海道十勝オーバルでは着々と準備が進んでいる。屋外に選手や競技役員用の控え室が設けられたほか、氷の厚さも特別に調整。13日夜には日本選手団が帯広入りし、大会に向けた機運が高まっている。(松村智裕)

 スピードスケート種目には10カ国から選手、役員を含む125人が参加予定。14日までに日本選手団約20人のほか、カザフスタンの選手団10人、台湾の選手1人が来帯している。

選手、決戦の地に 氷の感触を確かめながら、軽めの滑走をする女子短距離優勝候補の小平奈緒選手(14日午前11時ごろ、明治北海道十勝オーバルで。金野和彦撮影)

 12日まで韓国・平昌で行われた世界距離別選手権に出場していた高木美帆選手(日体大-帯南商高出)、高木菜那選手(日本電産サンキョー-帯南商高出)、押切美沙紀選手(富士急-駒大苫小牧高、中札内中出)、辻麻希選手(開西病院)らは14日を休養日に当てて、氷上には出ずに調整。同選手権女子500メートルを制した小平奈緒選手(相澤病院)はこの日午前、氷上で感触を確かめるようにゆっくりと滑走していた。

 同オーバルでは7度目となる国際大会。今回は初の試みとして通常2・5センチの氷の厚さを2・1センチまで削る。帯広スピードスケート連盟の佐々木通喜理事長は「氷が薄いほうが滑るという情報がある。今回はできる限り薄くして大会を迎えたい」とし、「リンク新や国内最高が出ることに期待したい」と好記録ラッシュを目指す。

 会場入り口には、十勝の人々の笑顔の写真2400人分で作られた「WELCOME」ボードも置かれ、14日はオーバル南側に選手控え室、正面入り口付近には役員控え室などに使うプレハブが設置された。16日には報道対応拠点となるプレスセンターも設けられる。

 選手村として選手の滞在拠点となる帯広市内のホテル日航ノースランド帯広では14日、1階ロビーに、各国の選手、役員に対応する「選手サービスセンター」を設置した。15日には正午から入村選手歓迎セレモニーを行う。

 同日午後には韓国、豪州、タイの選手が到着し、国際色豊かな大会の開幕に向けてカウントダウンが進む。


◆2017冬季アジア札幌大会について
各種競技の日程、チケットなど情報全般-第8回札幌アジア冬季競技大会組織委員会公式ホームページ

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