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今年最後の大仕事 そば店にぎわい

大みそかを迎え、大忙しのそば店。次々にそばがゆでられていく(31日午前11時ごろ、「そば処丸福」で。新井拓海撮影)

 大みそかの31日、帯広市内のそば店には、年越しそばを求める客が次々に訪れ、店内は大忙しとなっている。

 大正9年創業の老舗「そば処丸福」(東1南10、千葉隆一店主)では、10人態勢で午前5時から準備。店内、持ち帰り用合わせて約1000食を用意した。

 午前11時の開店前には既に客が訪れ、店内はそばを食べる人でにぎわった。小上がりの一角には持ち帰り用のセットが所狭しと並べられ、店員は予約客に手渡すなど対応に追われた。千葉店主は「みなさんの幸せを願ってそばを打っている。家でも店の味を楽しんでほしい」と気持ちを込めた。

 例年、持ち帰り用のそばを自宅で食べているという佐藤美智子さん(65)=帯広市=は、夫婦で来店。「今年は札幌に住む子どもたちが帰省しないので、2人で食べに来た。ゆっくりと新年を迎えたい」と笑顔で話した。(石川友史)

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