IC途中下車で観光いかが まちマイ清水編
道東道
十勝と札幌圏を結ぶ大動脈といえば道東自動車道。道央方面から帯広・十勝に来るマイカー族も多数利用するが、十勝清水インターチェンジ(IC)で途中降車・再乗車しても、通しの料金と変わらないことをご存じだろうか。
札幌南IC-音更帯広IC間の料金は4360円。清水で途中降車すると3740円。再び清水ICから音更帯広ICに向かうと620円。合計料金は通しで利用したときと同じ4360円となる(いずれも普通車の通常料金)。
ところが占冠ICで途中降車・再乗車すると合計料金は4820円で、通しの料金より460円も割高に。夕張ICでも同じ。
理由は清水ICが料金(体系)の「切れ目」にあるからだ。清水以西が対距離料金なのに対し、清水ICから東側は区間料金(ICごと)。ネクスコ東日本道支社は「清水ICでいったん料金が『確定』『精算』される状態になる」(広報)と説明する。
道東道は長距離区間給油所がないことが問題になっているが、清水ICでいったん降りて給油しても金銭的なデメリットはない。これを早くから知っていたのが、前町長の高薄渡さん(76)。札幌でチラシを配りPRしたこともある。
高薄さんは「給油はもちろん、牛玉丼、そば、ラーメンなど、おいしい食がたくさんある。いわば『町全体が道の駅』。このメリットをもっとPRすれば観光面でプラスになる」と話している。(能勢雄太郎)
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