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アイスホッケー、一家で夢中 まちマイ清水編

御影に移住し、恵まれた環境でアイスホッケーを楽しむ寺内さん一家。前列右から尭君、姫夏さん。後列右から麻紀さん、舜さん

兵庫から4月に移住の寺内さん 
思い切り遊んで

 家族でアイスホッケーを楽しむ寺内麻紀さん(45)は、兵庫県芦屋市から3人の子どもを連れ、4月に御影へ移住したばかり。雄大な自然があり、大好きなアイスホッケーにも打ち込める恵まれた環境で、子どもたちは伸び伸びと生活を送る。「多くの経験が積める場所で思い切り遊び、将来の夢を見つけてほしい」と願っている。

 自宅は次男尭(ぎょう)君(11)=6年=と長女姫夏(きか)さん(9)=3年=が通う御影小の向かいにあり、清水町アイスアリーナまでは放課後、友人と歩いて行くこともできる。長男舜さん(13)=中1=が通う御影中からもリンクは目と鼻の先だ。

 寺内さんの夫ホウ・ピーターさん(46)の母国カナダでは、アイスホッケーが“国技”とも言われ、子どもたちは幼少時代から自然と親しんだ。舜さんと尭君は小学生の兵庫県選抜にも選ばれ、全国大会に出場。帯広選抜とは練習試合で対戦したことがあり、個々のレベルの高さを肌で感じていた。

 「兵庫では上手な選手が一人で攻めて守るだけ。チームプレーというには程遠かった」と舜さん。以前は、車の送迎に時間がかかり、帰宅も夜遅くなった。「楽しくホッケーができる場所に行かせてあげたい」と、移住の地を探すため昨夏家族で道内各地を訪れた。麻紀さんに帯広畜産大学から英語を教える仕事のオファーも来たことから、思い切って清水に飛び込んだ。

 芦屋で通った小学校は、全校児童750人。校庭のボール遊びでさえ、学年ごとに曜日分けされるなど「活動に制限が多かった」と尭君は振り返る。環境が変わったことで、自ら立候補して学校クラブの部長をやったり、学習発表会で出番が多い役に挑戦したりと「子どもたちに積極的な姿勢が芽生えている」と麻紀さんは驚く。

 仕事のため芦屋に残った夫も、来春には来る予定。寺内さんは「夫婦で英語教室をやるのが夢。みんなに良くしてもらっている分、早く“御影の人”になり、地域に貢献したい」と話す。(小寺泰介)


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