「恩返ししたい」 清水高アイスホッケー部
【清水】台風10号の被害が大きく、復旧に人手が足りない町内では、清水高校アイスホッケー部(高橋仙人監督、部員27人)が力仕事のボランティアに汗を流している。
同部は大雨被害があった翌日の8月31日に韓国遠征から帰国。新千歳空港から北見市経由で、午後11時半ごろにバスで清水に着いた。浦幌中出身の藤村雄大さん(3年)は「想像以上にひどい景色に変わっていた」と話す。
普段の練習ではアイスアリーナの優先使用など町の支援を受けており、「恩返しがしたい」と1日から下宿生が、浸水した家の泥かきや倒木撤去、給水タンク運びなどを各地で手伝っている。
4日は練習前に部員5人が車両センターに集合。スコップを手に重い土をかき出し、決壊した橋や道路に積む土のう作りを手伝った。町建設課は「若い助っ人は本当にありがたい」と感謝した。(小寺泰介)