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久々の再会に笑顔 帰省ラッシュ、JRやバス混雑

久しぶりの再会を果たし、笑顔を見せる親子連れ(29日午前11時50分ごろ、JR帯広駅で。塩原真撮影)

 年末年始を故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、本格的に始まり、十勝管内の交通機関も混雑している。22日に運行を再開したJR北海道の札幌-帯広を結ぶ特急「スーパーとかち」「スーパーおおぞら」は午前の札幌出発便、都市間高速バス「ポテトライナー」は札幌発の全10便がほぼ満席となり、帯広駅や同駅バスターミナルでは家族との久々の再会を喜ぶ帰省客らでにぎわいを見せた。

 札幌市の引地恵さん(32)は帯広市内の実家に帰省するため、家族4人で午前11時39分着の特急列車でJR帯広駅に到着。娘の麗奈さん(9)は「いとこに会うのが楽しみ」と声を弾ませ、改札口で出迎えた祖母の長嶺明美さんは「孫たちが帯広に来るのは年に1回。会えるのを楽しみにしていた」と笑顔を見せた。

 北広島市の亀山文恵さん(30)は娘の悠杏ちゃん(5)を連れて帰省し、悠杏ちゃんは「(足寄町にいる)おじいちゃんと一緒に遊びたい」と話していた。

 JR北海道によると、札幌から帯広に向かう特急は31日まで、午前発の便を中心に混み合っている。

 同じく帯広-札幌間を走る都市間高速バス「ポテトライナー」は、31日まで札幌発の全10便が満席状態。29日午前8時札幌発の便はバスを2台に増便し、約70人が乗車した。

 帯広市内の伊藤宏行さん(80)と妻の美奈子さん(75)は、札幌から1人で来る孫の沼口未来さん(13)を出迎え。到着が遅れ、伊藤夫妻は「心配したよ」と声を掛け、沼口さんは「初売りの福袋や家族で遊ぶビンゴが楽しみ」と笑顔で話した。

 とかち帯広空港着の航空便を含め、各交通機関とも年内は31日まで帰省客で混み合う便が多く、Uターンラッシュは年明けの1月2~4日ごろの見込み。

 ネクスコ東日本北海道支社によると、年末年始の道東道の混雑は1月2、3日がピーク。2日は正午から
午後3時ごろ、3日は正午から午後4時ごろにかけて、十勝清水インターチェンジ(IC)-トマムIC間(千歳方面)で渋滞が予測されている。
(中島佑斗、高津祐也)

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