清水、道外と同型 鶏舎消毒作業続く
【清水】町内の養鶏場で採卵鶏が高病原性鳥インフルエンザに感染した問題で、道は21日午前も鶏舎内の清掃や消毒作業を続行した。感染した鶏について国と道は20日午後、遺伝子解析の結果、道内外で今季確認されているのと同じ高病原性のH5N6型ウイルスだったと発表した。
町内の発生農場では21日午前9時から、前日に続いて道職員や自衛隊員、市町村職員らが、鶏舎の清掃作業や周辺道路に設けた消毒ポイントでの対応に当たった。鶏舎内にはウイルスを含む恐れのある鶏のふんなどが残っているため、鶏舎から出してフレコンバッグに入れた。卵や餌、ふんなどは殺処分した鶏と同じく町清掃センターに運んで埋却する。消毒作業は養鶏場敷地内に石灰をまいた。作業は22日も行われる見通し。
この農場内で16日に死んだ鶏ついて、農研機構動物衛生研究部門(茨城)が遺伝子解析を行った結果、H5N6型のウイルスだと判明。青森や新潟の家きん(家畜の鳥)や、上士幌町のフクロウの死骸から見つかったウイルスと同じ型と分かった。(安田義教)