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カタログギフトで台風復興支援 地域おこし隊有志が企画

地元カンパニーが手掛けた本州の自治体のカタログギフト。これと同タイプのものが3町の産品を商品に作られる

被災3町の産品募集
 8月の台風で特に大きな被害を受けた新得、清水、芽室の3町を支援しようと、十勝管内で活動する地域おこし協力隊の有志が各町の産品を商品とするカタログギフトの製作に取り組んでいる。売り上げは生産者の利益となるほか、各町への寄付金にも充てる。29日から、出品者募集に向けた説明会を開く。

 製作を進めるのは大樹町の神宮司亜沙美さん、池田町の黒田知樹さん、新得町の三輪昌宏さん、清水町の新名隆之介さんと村上智哉さん、更別村の亀井秀樹さん(元協力隊)。神宮司さんが以前勤めていた「地元カンパニー」(東京)と共に製作し、同社が手掛けるカタログギフトの一つとして販売する。

 同社は自治体ごとに商品をまとめた「地元のギフト」を製作、インターネットで販売しており、引き出物や企業の株主優待、地域貢献活動として利用されているという。現在30以上の自治体のものがある。

 はがき大のカードが10~15枚で1セットになっており、1枚につき1つの商品を紹介。カードは表に生産者と商品の写真、裏には生産のエピソードが書かれ、それぞれのこだわりなどを知ることができる。

 今後、出品者を募り、新得、清水、芽室のギフトとして各町のカタログを作成する。さらに、3町のカードを自由に組み合わせて贈る「十勝のギフト」も作る。価格はいずれも1セット4145円で、来年2月の販売を目指している。神宮司さんは「被害を受けた町に何かしたいという声は多い。カタログギフトであれば、気軽に支援できる仕組みになる」と話す。

 29日午後1時から新得町商工会館、30日は午後1時から芽室町のめむろーど、同5時から清水町のハーモニープラザでそれぞれ説明会を開く。出品に興味のある生産者や加工業者、取り組みに関心のある人の参加を募っている。問い合わせは神宮司さん(050・3634・7713)へ。

 インターネットを通じて不特定多数から資金を募るクラウドファンディングを通じ、製作費用の募集も始めた。支援は「十勝の復興支援ギフト」のフェイスブックページ、「CAMPFIRE」(キャンプファイヤー)社のホームページから。(伊藤亮太)

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