幕別 飯田氏接戦制す 5町村長選
幕別、陸別、更別、大樹、足寄の管内5町村長選は26日夜、即日開票され、新人同士の一騎打ちとなった4町村では、幕別が前教育長の飯田晴義氏(59)、陸別は前町議会副議長の野尻秀隆氏(61)がともに接戦を制し、更別の元村立幼稚園長の西山猛氏(61)、大樹の前副町長酒森正人氏(56)も初陣を飾り、まちづくりの新リーダーが誕生した。三つどもえの戦いとなった足寄では、現職の安久津勝彦氏(63)が2新人に1300票差をつけて4選を果たした。(統一地方選取材班)
幕別は、飯田氏が農業者や労働団体から幅広い支持を集め、終盤に追い上げた前町議の前川雅志氏(47)を887票差でかわした。
陸別は、現職の後継を訴え、組織的な運動を展開した野尻氏が、NPO法人理事長の原子裕志氏(61)を49票差の僅差で下した。
更別は、西山氏が教員時代の教え子や保護者を中心に草の根運動で幅広い層に浸透し、前教育長の高島敏彦氏(56)を退けた。
大樹は、現職の事実上後継の酒森氏が主要産業団体を固め、前町議の加藤明浩氏(55)に1163票差をつけて勝利を収めた。
足寄は安久津氏が現職の強みを生かし、通算3度目の挑戦となった元町議の矢野利恵子氏(62)、元町職員の清野幸吉氏(61)に付け入る隙を与えなかった。