お猿さん元気かな?冬季開園始まる おびひろ動物園
おびひろ動物園(高橋利夫園長)の冬季開園が5日、始まった。寒冷地に生きるホッキョクグマやアザラシをはじめ、夏とは異なる様子の動物たちを見ようと、初日から大勢の家族連れなどが詰め掛けた。
この日は青空が広がり、暖かい地域が原産のインドゾウやライオンも屋外に展示。飼育員による動物のガイドもあり、来園者は冬毛に生え替わったニホンザルなどにカメラを向けた。
更別村から家族3人で訪れた小椋瑛太ちゃん(2)は「シマウマとアザラシが好き」と笑顔。母親の絢子さんは「子供が動物が好きで心待ちにしていた」と話していた。
冬季開園は来年2月28日までの毎週土・日曜と祝日。午前11時~午後2時(年末年始を除く)。
ムサシの献花台も
園内のキリン舎前には、11月下旬に死んだ道内最高齢のアミメキリン「ムサシ」(雄・19歳)の献花台が設置された。開園直後から来園者が歩み寄り、突然の別れを惜しんだ。
献花台には生前のムサシの写真も置かれた。献花には「ムーさん、今までありがとう」「天国で見守っててね」などのメッセージが添えられ、「リボン」と「メープル」の2頭になったキリン舎の前で、ムサシとの思い出を話す来園者の姿も見られた。
献花した市内の50代女性は「1カ月前までは元気だったので驚いた。親子3頭で仲良くしていた姿が印象的だった。寂しい気持ちでいっぱい」と話した。(松田亜弓)
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園公式HP(帯広市)
・おびひろ動物園探検隊-十勝毎日新聞電子版特設ページ