初イベント“ぞうり卓球”熱戦 幕別町忠類
【幕別】忠類で発掘されたナウマンゾウ化石に引っかけた「第1回全日本ナウマンぞうり卓球大会」が13日、忠類ナウマン温泉ホテルアルコ236横の芝生で行われ、初のイベントに町内外から32人が出場、草履をラケットに熱戦を繰り広げた=写真。
忠類パオッズクラブ(鈴木亜希子運営委員長)が「ここにしかないイベントを企画し、アルコや忠類を活性化したい」と企画。ナウマンゾウのぬいぐるみを飾った草履がラケットで、スマッシュ禁止(大人)など独自ルールを決めトーナメント制で競った。
この日は町内だけでなく、帯広や更別などの小学2年から72歳までが出場。午前中は風もなくラリーが続き、応援席からも歓声が上がっていた。午後に入ると、風も出てきて、勝ち上がった選手らは風も計算に入れつつ、ラリーを展開していた。
長く卓球を続けている出場最年長の田口勇さん(72)=帯広=は「難しかったが、とても楽しい。地域おこしとしても有効なのでは」と話していた。優勝は幕別町の公務員、西田建司さん(41)。
参加賞としてアルコ商品券などが贈呈。道の駅前ではまつぼっくり人間作り体験や縁日コーナーも開催、賑わった。鈴木運営委員長は「地域の人たちの連携を進めたい。今後の反省点を踏まえ、将来的には世界大会にして地域に人を呼び込みたい」としている。(佐藤いづみ)