全道高体連 空手 帯広で熱戦開幕 宣誓の帯農浅野主将「悔い残らぬように」
空手道のインターハイ予選となる第30回道高校選手権大会兼第32回全国高校選手権大会北海道予選会(道高体連、北海道空手道連盟など主催)は11日、帯広市総合体育館で開幕、地元十勝の6校32人を含め、全道各地の予選を勝ち抜いた58校252人の精鋭が頂点を目指し闘志あふれる試合を繰り広げている。
帯広開催は1992年の第17回大会以来13年ぶり。種目は男女それぞれ団体組手と個人形、組手。十勝勢は男子団体に帯工、帯農、清水、女子同には帯農が出場。個人戦は男子が形、組手とも各6人、女子は各4人が挑む。
試合に先立ち午前9時半から開会式が行われ、鶴丸英昭副大会長(札幌厚別校長)、当番校の帯農校長の満月廣人大会委員長らのあいさつの後、出場選手を代表して帯農の浅野善彦主将(3年)が「自分の持てる力を出し切り、悔いの残らぬよう正々堂々と戦うことを誓う」と力強く宣誓した。
初日は個人形は4回戦、組手は2回戦、団体組手1回戦までを行った。最終日12日は午前9時半から競技を開始、午後1時から各種目決勝を行う。(大野篤志)
けがから復帰「力出し切る」
○…冬にけがをし、十勝春季大会、高体連支部予選を欠場していた帯農の浅野善彦主将(3年)が空手着姿で試合場に帰ってきた。
支部予選で帯農は団体組手決勝で帯工に敗れ、3連覇を逃した。浅野は試合に出場できなかったことで主将としての責任を果たせなかった悔しさを味わったが、今大会までにけがの回復を間に合わせ、復帰を果たした。浅野は「試合に出られなかった時の気持ちを忘れず、みんなの気持ちを盛り上げられるよう自分の持っている力を出し切りたい」と強い決意を固めている。