十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

全道高体連 剣道 3位入賞の帯南商女子 十勝勢32年ぶりの好成績

(16日・旭川市総合体育館)
 最終日は男女の団体戦決勝トーナメント行い、男子は東海大四が2年ぶり19度目、女子は札幌日大が2年連続5度目の優勝を飾った。帯南商は同校としては初めて、十勝勢としても1973年の足寄以来32年ぶりの3位入賞に輝いた。また、同校の大井章子(2年)は優秀選手賞を受賞した。

【男子】
◇団体
▽決勝

東海大四 1-0 札幌第一

【女子】
◇団体
▽決勝

札幌日大 5-0 札幌新川

もっと上目指して
帯南商・吉見充彦監督の話

 選手たちは常に全道の上位で勝ちたいという気持ちで練習していた。赤間史絵主将は責任感を持って考えながらチームをまとめていた。大井章子はムードメーカーとして引っ張ってくれた。1、2年生は今回の悔し涙を忘れず、もっと上を目指してくれればいい。

赤間、高島がけん引 チームワークで勝ち進む
 帯南商女子が十勝支部予選を制した時、吉見充彦監督は注目されている男子とともに女子の好成績を予測していた。「技術的に成長しているし、何よりも赤間史絵主将を中心にチームとして非常にまとまっている。チームワークがあるだけに楽しみ」と語っていたが、堂々3位の成績で、その期待に十分に応えた。

 今大会、優秀選手賞を受賞した大井章子(2年)は6戦して4勝2分け。ムードメーカーたる先鋒(ぽう)の役目を十二分に果たした。「プレッシャーを楽しんだし、後ろに3年生がいるから思い切ってやれた」と自身の好調もあるが、赤間主将、高島由佳里の2人の3年生の存在が大井の勇気となり、後押しした。

 高島は中学時代、十勝では特別名の通った選手ではなかったが、高校で力を伸ばした。「1年生の時から全道大会に来ており、先輩、後輩に恵まれた。南商で剣道をやりたくて入学し、結果を残せて本当に良かった」と周囲に感謝する。

 赤間は主将としてとりわけチームの盛り上げに気を遣ってきた。常に後輩たちに「大丈夫だよ」と声を掛け続けていたが、実は自分にも言い聞かせたものだった。3年生2人に対し、2年生は5人。最初は2年生だけで固まってしまう場面が多く、個性も強いメンバーばかりとあって、チームとしてまとめることに一番力を注いだ。その持ち前の明るさ、元気さがみんなの心をまとめ、今回の結果を生んだ。

 これを最後に赤間と高島が抜けるが、もともと2年生は仲がいい。赤間は「自分たちは先輩を超えることを目標に立て、実現させた。後輩もうちらの上を行ってほしい」と全道制覇実現を後輩に託した。

更新情報

野口紗V 荒川健闘準優勝 インターハイレスリング

紙面イメージ

紙面イメージ

7.29(火)の紙面

ダウンロード一括(100MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME