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水素自転車のアシスト体感 鹿追で試乗イベント

PRイベントで展示された水素の電動アシスト自転車。車体前方の銀色の筒に水素タンクが収まる

 【鹿追】鹿追町内で製造した水素で発電する電動アシスト自転車(水素自転車)の展示やミニ試乗会などを行うイベント(鹿追町観光協会主催)が11日、道の駅しかおいで開かれた。来場者は実際に自転車に乗り、水素の可能性を体感した。

 水素自転車は、自動車部品大手のトヨタ紡織(愛知県)が日本で唯一製作している。市販の電動アシスト自転車をベースに、トヨタの燃料電池自動車MIRAI(ミライ)の技術を活用し、水素で発電して走行をアシストする。

 同社によると、水素自転車の重さはベース車より少し重い約25キロ。水筒ほどのサイズの水素タンクには200リットル分の水素が入り、80~100キロほど走行をアシストできる。車体下部には、水を排出する管もある。

 イベントの自転車には「しかおい水素ファーム」の水素を使用した。町民が自転車に乗り水素のアシストを体感。町内の坪内武則さん(70)は「想像以上にアシストしてくれて大満足。日常生活で使えたら楽しそう。モーター音なども気にならなかった」と話した。

 同日は、事前申し込みした町民や関係者による試乗会も行われ、鹿追から上士幌まで約90キロの公道を走行した。(吉原慧)


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