一目で分かる町の名所 音更高生制作「観光PRカード」 40カ所40枚、道の駅に設置
音更高校(重堂法人校長)の選択科目「地域資源活用」を履修する3年生3人が手掛けた「Pick up Card(ピックアップカード)」と称する音更町内の観光PRカードが6日、道の駅おとふけ内に設置され、来場者たちの注目を集めている。
カードは10センチ四方で、1枚につき町内のお勧めポイント1カ所の情報を生徒のワンポイントコメントに短い説明を添えて印刷してある。町内の飲食店や公園など40カ所を40枚のカードで紹介している。
昨年6月から末廣優里さん(17)をリーダーに、清野唯月さん(17)、圓道璃子さん(18)の3人が、帯広市内の民間企業から外部講師を招き、カード作成のアドバイスをもらいながら、制作に取り組んだ。
夏ごろには、3人で選定した町内のお勧めポイントを、スマートフォンを片手に回って写真撮影し、情報を集めた。清野さんは「夏休みを返上して必死に取材した」と話す。
出来上がったカードは、インデアンなつぞら店は「十勝のソウルフード『インデアンカレー』が道の駅で!」、満寿屋音更店は「地元に愛されるパン屋さん」、麺処田楽は「十勝川温泉で発見 自然に囲まれた古民家つけ麺屋!」など。
鈴蘭公園は「四季折々の自然がある緑豊かな公園!」、音更神社は「120年以上音更町を見守ってきた」、道立十勝エコロジーパークは「フワフワドームでいっぱい飛び跳ねよ!」。
カードは同道の駅正面玄関入ってすぐの左手壁面のボードにつり下げている。来場者たちは興味のあるものを自由に持ち帰ることができる。末廣さんは「高校時代にいい思い出をつくることができた。多くの人たちに喜んでもらえたらうれしい」と話していた。
同校などによると、カードは道の駅ガーデンスパ十勝川温泉、よつ葉乳業十勝主管工場にも近く設置する予定。(内形勝也)