出現率1000分の1「大大吉」引いた! 帯広の澤井さん
さわい内科循環器科クリニック(帯広市西10南17)院長の澤井仁郎さん(66)は、初詣で訪れた帯廣神社で5日、同神社で出現率1000分の1という「大大吉」のおみくじを引き当てた。新年の始まりに最良の運勢を手にし、「この1年、良いことが続くのでは」と期待を膨らませる。(杉原尚勝)
同神社の権禰宜(ごんねぎ)佐々木昌和さんによると、おみくじは一般的に「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」の序列で知られ、中には「大大吉」を用意する神社も。出現率は神社ごとに異なり、同神社では1000本に1本ほど。「1年に数十本しか出ない」(佐々木さん)という。
妻の真澄さん(61)と2人で参詣した澤井さんは、神殿に手を合わせた後におみくじを引いた。黒地に白抜き文字で書かれた「大大吉」を目にした時は、隣にいた真澄さんも「うそでしょ!」と声を上げたという。毎年欠かさず初詣で同神社を訪れ、おみくじも引いているが、「大吉が当たること自体少ないので本当に驚いた」。
帯広三曲協会会長も務める澤井さんにとって、11月に開催する50周年記念演奏会の成功が悲願。「願望=時くればかなう」と書かれたおみくじを手に「きっと願いがかないそう」と今から期待しつつ、「良運に恵まれるのだったら、多くの人に幸せを与えられるような一年を過ごしたい」と笑顔を見せる。