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石原書道教室、開校2年で全国学生書道展優秀団体賞を受賞

賞状を手にする(左から)市川さんと工藤さん

 書道家の石原伸弥さん(36)が代表を務める陽光会石原書道教室(幕別)が、第59回全国学生書道展の優秀団体賞を受賞した。所属する工藤仁来さん(帯広柏小5年)と市川凛さん(幕別白人小3年)は上位2%ほどが対象の学年優秀賞に輝き、2人を含め7人が創玄書道会奨励賞に選ばれた。

 同展は公益社団法人創玄書道会が主催している。小中高校の各部に、計1万391人から1万9402点の応募があった。出品団体数は178。優秀団体賞は100点以上出品した75団体に贈られる。同教室からは30人が100点を出品した。

 石原さんは祖父から三代にわたる書道家で、高校教諭を経て、2年前に教室を開校した。当初の生徒は5人ほどだったが、今では小学1年から70代まで35人が通うようになった。「賞を取ることでステップアップし、成長につながると思う。書道を楽しんで好きになってもらいたい」と目を細めた。

工藤仁来さんの作品「胸を張って生きろ」

 学年優秀賞と創玄書道会奨励賞に選ばれた工藤さんの書は「胸を張って生きろ」。石原さんが人気アニメ「鬼滅の刃」をモチーフにしたため、教室に掲げている作品の言葉だ。「自分の思いを表現するように書いて楽しかったし、うまくできた。一生懸命書いた字なのでとてもうれしかった」と笑顔を見せる。

市川凛さんの作品「雪によろこぶ犬」

 同じく二つの賞を獲得した市川さんは「雪によろこぶ犬」と揮毫(きごう)。「目を疑って、びっくりした」と結果を喜び、「先生のようにもうちょっと格好良く書けるようになりたい」と目標を口にした。(高井翔太)

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