広尾高校の須藤さんが優秀賞 インターハイキャラクター
【広尾】インターハイ・全国高校総合体育大会の道内開催(2023年7~8月)に当たり、実行委員会が募集したイメージキャラクターのコンテストで、広尾高校3年の須藤知花さん(18)のエゾシカをモチーフにした作品「ウィンディア」が優秀賞に選ばれた。大会本番に向けてムードの盛り上げにひと役買う。
大会を支える一般生徒も参加し、オール北海道で全国からの選手を歓迎する「高校生活動」のシンボルとして募集した。全道から約150件の作品が集まり、最優秀賞1件と優秀賞4件の選考結果が2日に公表された。
須藤さんの作品は、大きな角を生やした若いエゾシカのキャラクター。表情はりりしく、胸元に雪の結晶のマークが付いたスポーツウエアを身に着けている。愛称の「ウィンディア」は、「ウィン」(勝利)と「ディアー」(シカ)を掛け合わせた。
須藤さんは昔から絵が得意で、美大への進学を目指して勉強中。作品はパソコンを使い2日間で仕上げた。「北海道らしいキャラクターを念頭に創作した。頭にある角に選手たちの闘志や沸き上がる思いを表現した。大会が少しでも盛り上がれば」と話している。
最優秀賞は北海道おといねっぷ美術工芸高校(上川管内音威子府村)の吉田美咲季さん(2年)の作品「ピリカ」が選ばれた。グッズやウエア、印刷物などに使われる。実行委では優秀賞4点の活用も検討している。(能勢雄太郎)