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スマイルジャパン6位、準々決勝1ゴールの志賀紅「落ち着いて打った」北京五輪女子アイスホッケー

 【中国・北京=北雅貴】北京五輪の女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」(世界ランク6位)は12日、五カ松体育館で準々決勝を行った。フィンランド(同3位)に1-7で敗れ、6位で大会を終えた。帯広市出身のDF志賀葵(22)=トヨタシグナス-帯三条高、帯南町中、稲田小出=、妹のFW紅音(20)=同=が出場。志賀紅が第1ピリオド15分に、この試合唯一となるゴールを決めた。

 初めて進出した決勝トーナメント初戦の準々決勝だった。志賀姉妹はこの日も第1セットとして戦った。飯塚祐司監督から「若いが本当に冷静でベテランのよう」と称される志賀葵は、「未知の世界。ここを目指してずっとやってきた4年間を出し切りたい」と臨んだが、厚い壁に阻まれた。

 志賀紅は今大会2ゴール目。床秦留可(24)=西武=からのパスを受け「周りをしっかりと見て落ち着いてシュートを打った」と振り返った。相手については「フィンランドは五輪で100%の力を出し、チャンスを決め切った」と強さを感じた。

 スマイルジャパンの北京での挑戦は終わった。前回の平昌五輪では4試合で計6分22秒しか氷の上に立てなかった志賀葵は、今大会は準々決勝の24分39秒を含む140分24秒。飯塚監督は「平昌では7番目のDFの位置付け。体力も付いたし、頼もしく成長した」と評価した。

 日本代表は世代交代が濃厚だ。初の舞台を経験した志賀紅は「次は自分がチームの底上げができるように、人よりも努力したい」と決意を込めた。

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