かがり火ともし、アイヌ古式舞踊を披露 音更町のガーデンスパ十勝川温泉
【音更】道の駅ガーデンスパ十勝川温泉の中庭で30日夜、帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)によるアイヌ古式舞踊が披露された。かがり火をともした幻想的な雰囲気の中、アイヌ民族伝統の歌や踊りが訪れた見物客を魅了した。
同保存会は古式舞踊の観光コンテンツ化を図る帯広市の事業で各地で古式舞踊を披露しており、今回は秋の夜長を楽しむ「オータムフェスタin十勝川」(十勝川温泉観光協会主催)の会場で行った。
午後6時から行われ、メンバー10人が出演。見物客を前に酒井会長が「皆さんの幸せのために精いっぱい、楽しく踊りたい」とあいさつした後、「バッタキウポポ」「ポロリムセ」などを約20分間にわたり披露した。
札幌市から観光で訪れていた会社員星野雅俊さん(49)と妻の智美さん(46)、長男の遥紀君(7)は「初めて見たが、寒さを忘れるくらい楽しかった」と喜んだ。同保存会によるアイヌ古式舞踊は11月6日にも同会場で披露される。いずれも午後6時から約20分間。雨天中止。観賞無料。(内形勝也)
【10秒動画】かがり火ともし、アイヌ古式舞踊を披露 音更町のガーデンスパ十勝川温泉