「15の春」に桜咲く 管内公立高校で合格発表
道内公立高校の2021年度一般入試の合格発表が16日に行われた。新型コロナウイルスの影響で昨年に続き、各高校がホームページ(HP)で発表した。コロナ禍や大雪による延期を乗り越えた生徒たちは、卒業したばかりの母校に出向き、恩師に喜びを報告した。
各高校は午前10時、HPで合格者の受験番号を発表。十勝毎日新聞社の調べによると、全日制と定時制合わせて1372人が合格した。
帯広第一中学校(石倉貴浩校長)では、番号を確認した生徒が玄関前に次々と訪れ、教諭から「おめでとう。よかったね」と声を掛けられた。満面の笑みで友人と抱き合うなどして喜びを分かち合う姿もあった。
小川創さん(15)は帯広三条高に合格。「自信がなかったので(受験番号を)3回確認して実感が湧いた。今もドキドキしている」と笑顔をみせた。帯広柏葉高に合格した村田瑚々音(ここね)さん(15)は「入試の延期で逆に気持ちの整理がついた。高校では勉強についていけるよう頑張る」と語った。
募集定員に達しなかった高校は22日に2次募集の人員を発表し、23、24日に出願を受け付ける。(高田晃太郎)