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ワーケーション推進へポロシリ自然公園にWi-Fi 帯広市

通信環境が向上するポロシリのキャンプ場(昨年10月)

 帯広市は、首都圏の企業がワーケーションやリモートワークに取り組むことができるよう、ポロシリ自然公園のキャンプ場などでWi-Fi環境を整備する。3月1日開会予定の定例会に補正予算1676万円を計上した。6月の供用開始を目指す。

 近年のキャンプブームを背景に、首都圏の企業ではキャンプをしながらリラックスした雰囲気で仕事を行う「ビジネスキャンプ」の導入が広がっている。

 新型コロナウイルスの拡大に伴い、ワーケーションやリモートワークといった新たな働き方も注目され、ポロシリ自然公園を活用してもらおうと通信環境を向上させる。

 スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドと自然体験加工施設に整備。Wi-Fiルーターを設置し、キャンプ場内に必要な電源設備を整備する。財源は国の地方創生臨時交付金を活用する。3月中にも発注し、6月までに工事を完了させる。

 アウトドア観光振興に取り組むデスティネーション十勝もビジネスキャンプを商品化しており、同社と連携しながら活用を促す。昨年11月に道が開設したポータルサイト「北海道型ワーケーション」にも参加しPRする考えだ。MICE(マイス)誘致に向けた商談会でも発信する。

 市は「キャンプ場で仕事ができれば、新しい発想が生まれるきっかけになる。多様な働き方を観光の側面から提案していきたい」(観光交流課)としている。(川野遼介)

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