少年補導功労で3氏に表彰状 帯広署
全国少年補導功労者表彰の伝達式が2日、帯広署で開かれた。長年の少年補導で功績のあった、同署少年補導員連絡協議会の菅好弘会長(68)=幕別=が少年補導栄誉銅章を受けたほか、2氏に表彰状が贈られた。
表彰されたのは菅会長の他、道少年補導功労者表彰で同協議会会員の五十嵐卓雄さん(75)=音更=と、道防犯協会連合会防犯功労者表彰の小町善正市防犯協会西北支部長(81)=帯広=の3人。菅会長、五十嵐さんには木村茂典帯広署長から、小町支部長には市防犯協会連合会の砂川敏文会長から表彰状が贈られた。
補導員や協議会役員として少年の健全育成活動に長く携わってきた菅会長は「昔の少年非行は暴力や窃盗など表に出て分かりやすい形が多かったが、現在はインターネットやスマートフォンでのトラブルも含め複雑化している」と語り、「組織や地域での横の連携を強めて情報交換を図っていきたい」と話す。
音更町駒場で新聞販売店を営む五十嵐さんは「新型コロナウイルスにより地域の活動が中止になるなど、非行防止や防犯の基礎となる地域の活動や連携の場に影響はあるが、地域を守るための活動をこれからも続けていきたい」と話し、小町支部長も「受賞は長年にわたり、地域の皆さんに支えられてのもの。支部会員の高齢化、役員のなり手不足といった課題はあるが、これからも防犯活動を行っていきたい」と話していた。(大谷健人)