十勝出身のシンガーソングライター黒澤さん、流さんが無観客ライブ
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、営業自粛が続くライブハウスを守ろうと、音更町出身のシンガー・ソングライター流(ながれ)さんと帯広市出身のミュージシャンkurosawadaisukeさんは25日、市内のライブハウス「StudioREST(スタジオレスト)」(大通南8)でインターネット配信による投げ銭制の無観客ライブを開いた。
「Save ミュージックプレイス」と銘打ち、2人が育った地元のライブハウスを守ろうと無観客ライブが企画された。
ライブでは、本来観客がいるフロアにステージ撮影用のスマートフォンや、ネット配信用の音響機器が置かれた。2人は通常と変わらぬ熱演で、kurosawa-さんは「音連れ~Drive way~」、流さんは「点と線」などを演奏した。
流さんはレスト開業当初の1999年、デュオ「三角堂」として全国デビューした際に、同所でデビューライブを行った思い出などを語り、三角堂のデビューシングル「それぞれの歴史」も披露した。「各地で大切なライブスペースを守ってくれていることに、感謝したい」と話した。
レストの斉川尚美代表と同級生というkurosawa-さんも「ずっとライブができていなかった。久々にスポットライトを浴びて幸せ。みんなで生き残ろう」と力強く語った。
無観客ライブは27日午後8時からも行われる。配信サイトはフェイスブック特設ページ、投げ銭はヤフー・パスマーケットでの電子チケット購入で行うことができる。(大谷健人)