幕別の細木さんが釧路で22日から展覧会
帯広出身の画家細木るみ子さん(幕別町在住)による個展「細木るみ子展~紙と鉛筆 表現の探求~」が22日から11月24日まで、釧路市立美術館(釧路市幣舞町4)で開かれる。
細木さんは岩手大学教育学部特別教科〈美術・工芸〉教員養成課程卒業。20年前ほどから鉛筆画に本格的に取り組み始めた。鉛筆による抽象絵画の可能性を探究。このほか立体作品や写真、音楽をモチーフにさまざまな画材で表現する「色の素描」制作にも取り組んでおり、「各ジャンルで得られたものをメインとなる鉛筆画での創作に還元している」(細木さん)と説明する。
今回の個展はFMくしろ(釧路市)と同美術館のコラボレーション企画。釧路を含む道内の芸術や作家にスポットを当てる同FM番組のコーナー「Path-Art」からのオファーで実現した。
鉛筆画11点のほか、写真20点、立体9点、「色の素描」を約200~300点展示する予定。「一つ一つで完結する作品ではなく、連続する探求の道筋を、臨場感を持って体感することができると思う」と細木さん。
26日午後1時~同2時には同美術館ロビーで細木さんによるアーティスト・トークも開催する(要観覧料)。またプレ企画としてタリーズコーヒー釧路店で細木さんの鉛筆画も展示している(11月3日まで)。
展覧会は午前10時~午後5時開催。入場料は一般140円(大学生以下無料)。月曜休館。(大木祐介)