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鹿追高校に女子専用下宿開設へ 旅館を活用 鹿追

下宿として提供される約6畳の洋室

 【鹿追】町は鹿追高校の生徒確保に向け、来年4月に女子生徒専用の下宿を開設する方針を固めた。現在は男子寮だけで、女子の受け皿を求める声が上がっていた。

 町内の旅館を活用。定員5人で、いずれも個室の洋室。朝、夜の2食が付く。旅館事業者が運営、町が財政支援などで協力するため、費用は月5万円前後に抑えられる見通し。宿泊客とのトラブルを避けるため、旅館は休業し、原則として生徒のみの利用を予定している。

 同校は1学年2学級で、現在の生徒数は193人。町外からの通学も多い他、瓜幕地区で受け入れている自然体験留学の小・中学生で、同校への進学を希望する生徒のためにも、女子の住居確保が必要との声があった。

 町は小中高一貫教育を推進するなどし、全町的に同校の間口維持に取り組んでいる。

 喜井知己町長は「間口減は高校の存続に関わる。打てる手は全て打ち、町民みなで高校を守っていきたい」としている。
(丹羽恭太)

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