なつよ、十勝とともに翔べ~「なつぞら」のJALラッピング機が登場
【東京】日本航空(JAL)は19日、NHK連続テレビ小説「なつぞら」をデザインした特別塗装機を公開した。広瀬すずさんが演じるヒロイン(奥原なつ)の元気あふれる笑顔に、舞台となる十勝の澄んだ青空と大地の風景が大きく描かれている。
胆振東部地震の復興支援策の一環。NHKによると、大河ドラマのデザインで機材を塗装した例はあるが、朝ドラでは初めて。
機体はボーイング737-800型機(165席)。塗装部分は縦が最長3・3メートル、横7・7メートル。機体の中央部分から後方にかけて左右に異なる広瀬さんの表情が描かれ、番組ロゴも配置されている。
機材の「お披露目会見」はJALの羽田M2格納庫(都内大田区)で開かれ、広瀬さんも参加。主催者を代表しJALの本田俊介執行役員、来賓を代表してNHK制作局ドラマ番組部の磯智明チーフプロデューサーがあいさつした。
広瀬さんは「こんなに大きく、自分の顔をラッピングしてもらい光栄。朝ドラで初めてと聞いたので、本当にうれしく幸せに思います」と笑顔。「特別機に乗って北海道に遊びに行ってほしい。なつの育った故郷、気持ちの良い景色の所に足を運んで」と述べていた。JALから広瀬さんに、特別塗装機のオリジナルモデルプレーンが贈呈された。
特別塗装機は19日の午後5時45分羽田発帯広行きの便が初フライト。9月中旬まで、国内線で全国各地を飛び回る。(植木康則)