がん患者集う憩いの場 厚生病院の「エンポックル」 まちマイ五中エリア編
昨年11月に帯広市西14南10に移転し、五中エリアに仲間入りした帯広厚生病院。治療のために通う場所と思われがちだが、同じ病気に悩む人が集まって“癒やし”を得ている場所もある。毎月第3水曜に病院3階のセミナールームで行われているがん患者サロン「エンポックル」だ。
サロンはがん患者と家族を対象とし、2010年7月にスタートした。治療や健康に関する知識を学ぶためのミニ講座や、がんに悩む患者や家族が生活情報などを交換する談話会などを実施。クリスマス会など季節の行事も企画し、闘病中でも穏やかな気持ちになれる場を提供している。
2月20日に開かれたサロンでも緩和支持治療科の木村陽医師がガイド役となり、カードゲームを実施。参加者全員で和やかなひとときを過ごした。
会を運営するがん相談支援科の佐々木和子看護師と畠山三羊子看護科長は「エンポックルは厚生病院の患者でなくても参加できる開かれた場所。ぜひ気軽に遊びに来て」と話している。問い合わせは、がん相談支援科(0155・65・0101)へ。(奧野秀康)