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高木姉妹凱旋パレード 沿道に祝福の人垣 幕別

メダルを持って沿道の声援に応える高木菜那選手(左)、美帆選手(22日午後1時すぎ、新井拓海撮影)

 【幕別】平昌冬季五輪スピードスケート女子で2人合わせて計5つのメダルを獲得した町出身の高木菜那選手(25)=日本電産サンキョー=と美帆選手(23)=日体大助手=の凱旋(がいせん)パレードが22日午後1時から、町札内で行われた。2カ月前の五輪閉幕以降、2人がそろって地元の公の場に姿を見せるのは初めて。約1・2キロのコースには十勝管内外から大勢の人が詰め掛け、姉妹金メダリストを祝福した。

 町と町内7団体でつくる「2018平昌オリンピック出場選手を応援する会実行委員会」(柿崎俊男会長)の主催。高木姉妹はスタート地点となる札内コミュニティプラザに、母校の札内中学校スピードスケート部の選手にエスコートされて登場。菜那選手は「皆さんと一緒に楽しみたい。元気で手を振って」、美帆選手は「私も元気に手を振りたいと思います」と笑顔であいさつし、オープンカーで出発した。

 スケートに励む町内の小学5、6年生や札内中スケート部員ら42人が「祝おめでとう金メダル」と書かれた横断幕を持ち、行進曲を演奏する陸上自衛隊第5音楽隊や実行委員らとコースを練り歩いた。

 姉妹が慣れ親しんだ故郷の景色に幾重もの人波ができ、「菜那ちゃん」「美帆ちゃん」と呼ぶ声や「おめでとう」「感動をありがとう」といった祝福の声が響いた。菜那選手が2つの金メダル、美帆選手は金、銀、銅の3色のメダルを見せながら満面の笑みで手を振った。

 終盤の約150メートルの「子どもふれあいゾーン」では2人が下車し、小学生とハイタッチなどで交流。ゴールの町百年記念ホールで姉妹は感謝の言葉を述べた。

 午後2時半から同ホールで町民報告会が開かれた。

 五輪では姉妹で団体追い抜きの金メダルを獲得。菜那選手はマススタートでも金、美帆選手は1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルに輝いた。(松村智裕)

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