帯広柏葉高将棋部、全道2連覇で今年も全国大会へ
第53回全道高校将棋選手権大会(道高校文化連盟など主催)の男子団体戦で、帯広柏葉高校将棋部(町竜之介部長、部員16人)が2連覇を果たし、昨年に続く全国大会出場を決めた。8月の本番に向け、メンバーは「昨年(ベスト15)以上の結果を出したい」と意気込んでいる。
全道大会は5月25、26日に函館市で行われた。男子団体戦は24校が出場し、3人一組で、予選はスイス式トーナメント、決勝は上位8校によるトーナメント形式で勝敗を競った。
帯広柏葉は今回、昨年も出場した本田涼太さん(3年)、井出風人さん(同)に、町部長(2年)を加えてのチームで挑んだ。予選を全勝で通過した後、決勝トーナメントも危なげなく勝ち進み、決勝でも立命館慶祥高(江別市)を2勝1敗で破った。13年ぶりの全道制覇となった昨年に続き、栄冠を手にした。
緊張をほぐすため「前日はおいしい夕食やレクリエーションでリラックスできるよう心掛けた」と3人。大会当日は背中に「喝」とプリントされた部のTシャツを着て臨んだ。
昨年の全国大会は予選は通過したものの、決勝トーナメント1回戦で敗れ、結果はベスト15。大舞台に向け、町部長は「先輩の足を引っ張らず、1つでも多く勝てるよう頑張りたい」、本田さんは「2度目の全国大会。去年以上の結果を出したい」、井出さんは「全道では2敗してしまったので、粘り強く臨みたい」と話している。
個人戦では同校から、男子個人で幅口謙さん(3年)、北村総一朗さん(1年)、富樫陸斗さん(同)がベスト8に入った。全国大会は8月3、4日に仙台市で開かれる。(松田亜弓)