芽室坂4車線に復旧 台風後に規制 国道38号 9カ月ぶり
【芽室】昨年8月の台風被害で、4車線走行から2車線走行としていた芽室町内の国道38号の車線規制が17日午前9時半、約9カ月ぶりに解除された。
現場は町西芽室から東芽室基線の約1・9キロで芽室坂や芽室橋を含む。台風で芽室橋の舗道などが被害を受け、2車線としていた。
この日は午前9時半に上り車線の規制を解除。下り車線は午後4時頃に道路のラインの引き直し作業を終える予定で、上下4車線が完全に復活する。
帯広開発建設部によると、雪が解けた4月に地質や地盤調査を行い、安全を確認。もともと交通量が多いことも配慮した。芽室橋の復旧工事は、河川内の作業となるため秋以降となる。
宮西義憲町長は「交通事故防止のためにもありがたい。災害復旧が一歩一歩進み、町民の皆さんにもほっとしてもらえる」と語った。同建設部帯広道路事務所の佐藤修也所長は「安全な通行をお願いしたい。その他の区間についても早期の復旧に努めたい」と話している。(澤村真理子)