気温3月下旬並みだけど 着込んで ぐいっと 桜まつり
32回目を迎える「おびひろ桜まつり」(帯広観光社交組合主催)が14日午前10時から、帯広市内の緑ケ丘公園グリーンステージ前で開かれた。あいにくの曇り空の中、約2000人が芝生の上でジンギスカンなどを楽しんだ。
帯広測候所によると、正午までの最高気温は帯広が7・2度と3月下旬並み。園内のサクラは見頃を過ぎ、時折、肌寒い風が吹くと、防寒服を着込んで身を寄せ合う姿が見られた。
ステージでは個人13組のカラオケ大会、ミカバトンクラブの演舞、初参加の地元ガールズユニットの演奏、演歌歌手の亜月まなみさんと渕根あきらさんによる歌の競演も。ばん馬の「キング号」も登場し、馬車を引いて会場を周りながら子どもたちを喜ばせた。
市内中心部の飲食店の常連客ら約20人と訪れた市内の高木昌憲さん(69)は「寒いけどビールは進む。みんなでわいわい楽しめる雰囲気がいいね」と話していた。(小縣大輝)