帯三条連覇 高校ソフトボール春季大会
【音更】ソフトボールの春季高校女子大会兼国体北海道ブロック少年女子十勝予選会(十勝ソフトボール協会主催)が7日、音更町営ソフトボール場で行われた。3校によるリーグ戦を実施し、1勝同士で迎えた最終戦で帯三条が3-1で帯大谷に競り勝ち、昨年に続いての優勝を飾った。2位は帯大谷、3位は帯南商。国体道ブロック出場の十勝選抜チームは25日に同球場で行われる高体連十勝支部予選会を参考に、後日選考委員会で決定される。(大野篤志)
◆帯三条、好機生かして勝ち越し優勝
強力打線が売り物の帯三条だったが、帯大谷との“決戦”はその打線が湿り気味。それでも四死球で得た好機を生かすしたたかさと、好守で競り勝った。
二回に1死一、二塁から志賀紅音の適時中前打で先制。五回に同点とされたが、六回には四死球と敵失で得た1死満塁から高木優希が死球押し出しで勝ち越し。2死後に加藤葵が四球を選んで貴重な追加点を挙げた。守ってはエース蓮見朱里が被安打9で初回と四回以外は得点圏に走者を許しながらも本塁捕殺など好守備で最少失点に抑えた。
村津詢監督は「アウトカウントや走塁のミスがあり、3点は損している」と課題を挙げながらも、初戦の帯南商戦では長打5本を含む11安打で9点を奪っており、打線には信頼を寄せる。今回は2試合で1失策と守備面も整備されたことを確認できた。
今大会の直前の3、4日に釧路市で開かれた東北海道大会の準決勝で帯大谷に11-2と五回コールド勝ち、決勝では帯南商に16-13と打撃戦を制して優勝した。25日に高体連十勝支部大会を控えるが、2大会連勝に村津監督は「好スタート」と手応えをつかむ。
中藤心愛(なかとう・ここあ)主将は「守備面を徹底的に鍛え、対戦相手に『三条には勝てない』という意識を植え付けさせたい」と力を込めた。
◇リーグ戦
帯三条
100413|9
000000|0
帯南商
(六回コールド)
【三】蓮見-中藤
【南】武隈、三上-葛巻
▽三塁打=中藤(三)
▽二塁打=瀬端2、中藤、志賀葵(三)芳賀繭(南)
帯大谷
0012021|6
0000000|0
帯南商
【大】越後-鈴木
【南】武隈、三上-葛巻
▽三塁打=澁佐(大)
帯三条
0100020|3
0000100|1
帯大谷
【三】蓮見-中藤
【大】佐々木、越後、佐々木-鈴木
▽三塁打=鈴木(大)
▽二塁打=越後(大)