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雌ゾウ「ナナ」56歳 国内最高齢 おびひろ動物園

国内の雌ゾウ最高齢となったナナ

 おびひろ動物園(柚原和敏園長)のアジアゾウ「ナナ」(雌、推定56歳)が、国内最高齢の雌のゾウになった。

 これまで雌で最高齢だった桐生が岡動物園(群馬県)のアジアゾウ「イズミ」が4日、推定61歳で死に、ナナが雌で最長寿のゾウとなった。雄雌合わせては2番目の高齢となる。

 ナナは1961年生まれ。3歳で原産国のインドから来園した。道内でゾウを飼育しているのはおびひろ動物園のみ。

 アジアゾウの寿命は60歳前後といわれ、ナナは人間でいうと80歳以上。死んだイズミは3日までは元気だったが、4日朝に倒れているのを飼育職員が発見し、同日死んだ。同園で死因を調査している。

 現在の最高齢ゾウは多摩動物公園(東京)のアヌーラ(雄、64歳)となった。(松田亜弓)

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