芽室の中川翔太ちゃん、童謡の全国大会で特別賞
「気持ちよく歌えた」
【芽室】「第31回童謡こどもの歌コンクール・グランプリ大会」(日本童謡協会など主催)で、町内から出場した中川翔太ちゃん(5)=北明やまざと幼稚園=が審査員特別賞を受けた。大好きなおびひろ動物園のゾウ「ナナ」への思いを込め、「ぞうさん」を歌った。翔太ちゃんは「びっくりした。(次は)1位になりたい」と意欲を新たにしている。
翔太ちゃんは全国から2600組以上が応募した音源審査と、札幌のスタジオで行われた2次審査を通過し、道内から唯一、全国大会の切符を手にした。
グランプリ大会は11月20日に東京で行われ、子ども部門には5歳から小学6年生までの10組が出場。翔太ちゃんはゾウがプリントされたTシャツ姿で、ゾウの縫いぐるみを手にナナへの思いを込めて歌った。初めは緊張していたが、「2番が気持ち良く歌えた」。伴奏は母の睦さん(42)が担当した。
審査員特別賞は急きょ設けられ、子ども、大人、ファミリーの3部門で1人のみが受賞した。審査員の1人、多田慎也さん(音楽プロデューサー)は表彰式で「年齢を超えて光を持っている人に、この賞を与えたい」と紹介。翔太ちゃんの歌について「誰もが知っている歌だが、新しい『ぞうさん』を聴けた。息遣い一つとっても、真っすぐで凜とした歌い方で胸を打たれた」と講評した。
グランプリ大会出場が決まった際、ナナの前で歌声を披露した翔太ちゃんは、近く冬季開園中の同園を訪れ、ナナに受賞を報告するつもりだ。大会当日の様子は24日午後2時からBS朝日で放送される。
(澤村真理子)
◆第31回童謡こどもの歌コンクール・グランプリ大会について
・童謡こどもの歌コンクール-公式ホームページ