姉妹締結50年祝う 大分訪問団の歓迎会
帯広市と大分市の姉妹都市締結50周年を記念し、「大分市訪問団歓迎会」が7日、帯広市内のインザスイートで開かれた。来帯している大分市の訪問団や帯広市の関係者ら39人が、半世紀の節目を祝い、交流の発展を誓い合った。
米沢則寿帯広市長が「節目を迎えられたのは脈々と交流を続けてきた両市民のおかげ。さらに良い関係になるよう願っている」とあいさつ。桑田龍太郎大分市副市長は「もともとは空路就航をきっかけにした出会い。ともしびを消さずに次なる交流発展につなげたい」と力強く述べた。
記念品の交換では、大分市から同市の名所・高崎山を中心とした街並みの風景画が手渡され、帯広からは十勝の食べ物や動物などが描かれた風呂敷を贈った。
また同日、市内のとかちプラザで「大分市郷土料理講習会」も開催。34人が参加した。大分市食生活改善推進協議会の辻嶋千賀子会長が指導し、だんご汁やとり天など大分の名物4品を、十勝の食材で作った。 小麦粉と水を合わせて、手で練りながらだんご状に形を整えるのに苦戦していた人もいたが、きれいに丸められたときには歓声が上がるなど、終始穏やかな様子で、最後に作った料理を全員で試食した。
市内の池添博彦さん(75)は「別府の温泉には何度か行ったことはあるが、大分料理を作るのは初めて。食べ物を通じて姉妹都市に関心を持つ人が出てくればいい」と話した。
(安倍諒)