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野の花研究室の看板一新 広尾中全生徒が参加

広尾中生徒が手がけた看板

 【広尾】広尾中学校(加藤健一校長、生徒164人)の全校生徒が、町シーサイドパーク広尾のオオバナノエンレイソウ群生地に建つ自然研究施設「野の花研究室」の看板のデザイン一新に一役買った。

 看板は、1992年に林産物展示館として建てられた同施設が、2007年から現用途で使われる際に付けられた。近年、破損箇所も見られたことから町教委は、修復に併せてデザイン変更を検討。同群生地で、北大大学院の大原雅教授と共に環境保全・再生事業に携わる同校の村中鉄也美術教諭(45)に相談した。

 村中教諭は「同群生地の環境保全に携わる生徒たちの手跡が残るデザインに」と全校生徒164人が1つずつエンレイソウを書き入れるデザインを考えた。

 作業は17~19日、クラスごとに美術の授業などで行った。鉄板ぶきの看板(縦0・8メートル、横3・8メートル)の木の下地を修復して白い塗料で背景を塗りつぶし、紫色で「野の花研究室」と記した。最後に緑色や黄色を使って生徒が一人1個、花や葉を丁寧に描き入れていった。

 2年A組の三上采音さん(14)は「華やかで楽しい看板になったと思う。取り付けられるのが楽しみ」と期待していた。看板は26日に町教委が取り付けた。(石原秀樹通信員)

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