両親ら熱い声援 桑井選手2トライで応える
リオデジャネイロ五輪女子7人制ラグビー日本代表で幕別町出身の桑井亜乃選手(26)=アルカス熊谷-立正大大学院、中京大、帯農高出=の活躍を家族が現地で応援している。チームは3連敗後に初勝利を果たし、桑井選手も競技2日目に計2トライと調子を上げているだけに「最後まで全力を出し切ってほしい」と最終日の9位決定戦に向けて思いを込めている。(松村智裕)
五輪初出場の桑井選手を後押ししようと、父健志さん(64)、母法子さん(62)、姉の志乃さん(33)、園乃さん(30)と浦幌町に住む親戚の桑原征雄さん(72)がリオデジャネイロに駆け付けた。競技初日2戦目の英国戦からスタンドで寄せ書きなどを手に観戦している。
会場には他のサクラセブンズの家族ら計20人ほどが集まり、日本代表を熱く応援。法子さんは「初日よりも動きが良いと思う。今までの努力がトライにつながった」と娘の好調ぶりを喜ぶ。志乃さん、園乃さんは「亜乃、頑張れ!」などと声を張り上げ、「もっと応援して力になりたい」「相手に負けないで力強いタックルを」とエールを送る。
帯農高ラグビー部出身の桑原さんは「希望が持てる戦い。感動した」とうれしそう。応援でかすれ声になった健志さんは「メダルには届かなかったが頑張っている。世界の9位、10位は大したものだ」と感慨深げだった。
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