３０年で十勝の児童数は半減 学校基本調査速報
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道は今年度の学校基本調査の結果（速報）を公表した。十勝管内の小学校児童数は前年度より２８５人少ない１万７７５７人で、１９８２年度から３４年連続の減少。帯広、町村ともに過去３０年間でほぼ半減となっている。
５月１日現在の学校・学級数、児童・生徒数、職員数などをまとめた。
管内の児童数は、帯広が同８４人減の８０６８人、町村計が同２０１人減の９６８９人。学校数は同２校減の９７校。学級数は同１２増の１０４３学級で、内訳は単式が同１減の６３７、複式も同８減の９１と減る一方、特別支援は同２１増の３１５と増えている。
３０年前の８５年度（児童数３万２７９４人、学校数１６５校）と比べると、児童数はほぼ半減（５２・５％）、学校数は４割減。この間の児童数の減少割合は帯広、町村ともほぼ同じだが、学校数は帯広が２３校から２６校に増えた一方、町村は１４２校から７１校に半減し、農村部を中心に統廃合が進んだことが分かる。
さらに５０年前の６５年度（児童数４万７６４人、学校数２６９校）を見ると、現在の学校数は当時の３割強。児童数は８０年代までは帯広で増えていたが、その後は町村とともに減少している。
全道の児童数は今年度２５万２４８２人で、８５年度（５２万８３１人）比では半減（４８・５％）している。
管内の中学校生徒数は前年度比１６９人減の９３７４人（帯広４２５９人、町村５１１５人）。高校生徒数は同１９６人減の９０６８人（同５２３６人、３８３２人）。（小林祐己）
