GW本格スタート 道東道SAにぎわう
ゴールデンウイーク(GW)の5連休が始まった2日、管内の観光地や高速道路、交通機関は行楽客や帰省客でにぎわった。好天に恵まれてイベントは家族連れなどの出足が好調。釧路管内延伸後初の大型連休になった道東道は、普段の週末より交通量が多く、札幌ナンバーや釧路ナンバーの車が行き交った。
道東道十勝平原サービスエリア(SA)の下り線では午前10時から、「地域連携 とかち・くしろ道東魅力発信イベント」が開かれた。道東道が白糠インターチェンジ(IC、釧路管内白糠町)まで延びたことを機に、釧路市と釧路観光協会が同SAで初参加。スタッフ8人がパンフレットを配ってPRした。
主催団体の一つ道東道とかち連携協議会の野村文吾会長は「長い間、東北海道として道東道をPRすることを望んでいた。歴史的な日」と語り、釧路市産業振興部の秋里喜久治部長も「十勝と釧路が一緒に連携することは意義深い。魅力を発信して道央から人が来てもらいたい」と期待した。
同SAは午前10時時点で約50台の車で埋まった。家族3人で阿寒湖に向かう途中に立ち寄った札幌市の会社員吉田稔さん(58)は「トイレだけのつもりが、ゆるキャラもいて楽しめた。幸先の良いスタートになった」と喜んでいた。
ネクスコ東日本によると、昨年もGW初日は十勝清水IC-トマムIC間で連休中ピークとなる2万台の通行量があった。同社帯広管理事務所の樽井敏治所長は「札幌ナンバーが目立つ。昨年と同じくぐらいの通行量になるのではないか」と話していた。(安田義教)