国際ガーデンツーリズム賞に「道ガーデンショー」
【カナダ・トロント】十勝・上川で展開されている北海道ガーデン街道、ガーデンショーなど庭と観光をテーマにした一連の取り組みが、2015年の国際ガーデンツーリズム賞「ガーデンフェスティバル・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。北海道の風土に根差したガーデン文化を発信し、ガーデン・ツーリズムの国内先進事例として評価された。17日にカナダ・トロントで受賞式が開かれた。
同賞は国際ガーデンツーリズム協会(IGTN=International Garden Tourism Network)の主催。ガーデンとツーリズムの融合を提唱、ガーデンに関わる人やイベントなど9カテゴリーで表彰している。北米ガーデンツーリズム協会が09年に創設、昨年からIGTNが全プログラムを引き継ぎ、ヨーロッパや北米を中心に開催している。
受賞したのは「ガーデンアイランド北海道」を契機に、「北海道ガーデン街道」「北海道ガーデンショー2012」(清水町)「北海道ガーデンショー2015」(上川管内上川町)と続く一連の事業。ガーデン街道は09年、ガーデンアイランド構想を引き継ぐ形で十勝・上川の7観光庭園が参加してスタート、12年には十勝千年の森で第1回ガーデンショーが開かれ20万人超が入場した。第2回ガーデンショーは5月末から上川町で開催される。
17日の受賞式には、ガーデンアイランド北海道の内倉真裕美副理事長、北海道ガーデン街道協議会の林克彦会長、北海道ガーデンショーの高野文彰ディレクター(高野ランドスケーププランニング会長)が出席。表彰状を授与され、講演も行われた。
高野氏は「この賞は今まで北海道のガーデンに関する活動を支えてきたすべての方々の情熱と思いにより実を結んだもの。国際的に評価されたことはとても、うれしい。世界で認められた北海道の庭を地域の方々にも見に来ていただきたい」と喜びを語った。
国内では「ガーデニングワールドカップ・フラワーショー2012」(長崎県・ハウステンボス)が2013年の「ガーデンイベント・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている。(林克彦)
◆2015国際ガーデン観光賞について
・国際賞の各受賞者リスト(英語)-ガーデン観光カンファレンス公式ホームページ
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