帯三条男子決勝進出 道高校バレー新人大会
【苫小牧】バレーボールの第10回道高校新人大会(道バレーボール協会主催)最終日は7日午前、苫小牧市総合体育館で男女の準決勝を行った。男子は帯三条(帯広1位)が札幌西陵(札幌3位)と対戦、2-1で競り勝ち、午後のとわの森三愛(道協会推薦)との決勝に初めて駒を進めた。十勝勢の男子が決勝に進んだのは、2009年の白樺学園以来。女子は第4シードの江陵(同)が、道下ひなの(2年、帯七中出)が先発出場した第1シードの札幌山の手(同)に13-25、21-25の0-2で敗れ、3位決定戦に回った。(北雅貴)
第2日は6日、男女の準々決勝までを行った。女子の帯大谷(帯広1位)は2回戦で芦別(東空知)をストレートで破り、3回戦で双葉(小樽1位)に2-1で競り勝った。準々決勝では第3シードの札幌大谷(道協会推薦)に敗れ、ベスト4入りはならなかった。白樺学園(帯広2位)は初戦の2回戦で留萌(留萌1位)に2-1で勝利したが、3回戦の札幌北斗(札幌4位)に0-2で敗れた。女子の江陵と男子の帯三条は準々決勝まで全てストレート勝ち。帯三条は準々決勝で第2シードの道尚志学園(道協会推薦)を撃破した。
初出場 止まらぬ勢い
つないで接戦ものに 帯三条男子
初出場の帯三条の快進撃が止まらない。前日にシード校を撃破し、準決勝も突破した。石澤佑大主将(2年)は「苦しかったが、持ち味の攻撃のほかに、つなぎも良かった」と大粒の汗を光らせながら笑った。
札幌西陵とは冬休みの練習で12セット戦い、1つも落としていない相手。この日の第1セットは、横田柊斗(1年)のレフトからの強烈なスパイクや才野元也(同)の速攻、高橋優介(同)のサーブが決まり、簡単に奪った。
第2セットは序盤に大量リードしたものの受けに回って落とした。嫌な展開になったが、勝負どころのファイナルセットで石澤主将が躍動、レフトから丁寧にスパイクを放ち得点した。才野もセンターでクイックとブロックに奮闘。才野は「絶対に勝ちたいという強い気持ちが出てきた」と胸を張った。
決勝の相手とわの森三愛には、昨年11月の全日本高校選手権大会(春高バレー)道代表決定戦準々決勝で敗れている。石澤主将は「自分たちは挑戦者。相手は高い選手が多いが、今の力を全て出し切る」とリベンジを胸に、全道一を決める戦いに臨んだ。
(7日)
【男子】
▽準決勝
帯三条 2(25-17 22-25 25-20)1 札幌西陵
とわの森三愛 2(16-25 25-17 26-24)1 東海大四
【女子】
▽準決勝
札幌山の手旭川実業 2(25-13 25-21 29-251 25-20 25-17)0 江陵札幌大谷
(6日・関係分)
【男子】
▽1回戦
帯三条 2(25-13 25-13)0 斜里・網走南ヶ丘
▽2回戦
帯三条 2(25-14 25-15)0 札幌東陵
▽準々決勝
帯三条 2(25-23 25-21)0 道尚志学園
【女子】
▽2回戦
江陵 2(25-12 25-7)0 静内
帯大谷 2(25-8 25-4)0 芦別
白樺学園 2(25-19 15-25 26-24)1 留萌
▽3回戦
江陵 2(25-23 25-14)0 室蘭東翔
帯大谷 2(22-25 25-17 25-6)1 双葉
札幌北斗 2(25-12 25-11)0 白樺学園
▽準々決勝
江陵 2(25-15 25-13)0 旭川商
札幌大谷 2(25-11 25-17)0 帯大谷
◆大会について
・試合結果(PDFファイル)-北海道バレーボール協会
・試合結果速報-北海道バレーボール協会