ムーミン大好き トーベ・ヤンソン展反響
「ムーミン大好き」「帯広で見られるのは感激」-。13日に道立帯広美術館で開幕した「トーベ・ヤンソン展」には、初日から大勢のファンや家族連れが来場し、トーベの作品を楽しんでいる。ムーミンシリーズは子供から大人までなじみ深いキャラクターが多く、世代を超えて作品を楽しむ姿が多く見られる。
祖父の城岡英敏さん(64)と来場した城岡瑠彩さん(若葉小3年)は「大きい鼻とぽっちゃりした体がかわいいムーミンが大好き。描いている人のことが少し分かった。(原画の)昔のムーミンも見られて良かった」と満面の笑み。
ムーミンファンの友人同士で訪れた吉田真理さん、馬渕七海さん(ともに帯広三条高校3年)は「『リトルミィ』が見たことのない服を着ている姿を見られて良かった」(吉田さん)、「帯広で見られるなんてうれしい」(馬渕さん)と話していた。
展示室内では「夏の家」が来場者も撮影可能で、トーベが夏の間過ごし、作品にも影響を与えた小屋の再現をバックに大勢の人が記念撮影をしている。
トートバッグやトレーナー、マグカップ、絵本など会場限定品を含む多彩なグッズが並ぶミュージアムショップも大盛況。東京から訪れた30代の夫婦は「(10~11月にトーベ展が開催された)横浜で買えなかったグッズがあったので、帯広に初日に行って買おうと決めていた」と話し、ムーミンの登場人物をあしらった時計やビスケットを手に入れて大満足の様子だった。
14日は「ムーミン」が会場を訪れ、同展の観覧券購入者を対象に記念撮影に応じる(午前11時、午後0時半、同2時、同3時半から各30分間)。各回開始30分前に整理券を配布する(各先着120人)など、多くの関連イベントが予定されている。(大谷健人)
◆トーベ・ヤンソン展について
・生誕100周年トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~-十勝毎日新聞電子版