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アイスワイン向けに凍結ブドウ収穫 池田

 【池田】凍結させたブドウを使う今年産「アイスワイン」の醸造に向け、13日午前5時半から町千代田ブドウ園で「山幸」種ブドウの収穫が行われた。未明で暗く冷え込みも厳しい中、町や町ブドウ・ブドウ酒研究所の職員たちが、凍結して硬くなったブドウを手早く摘んだ。

 アイスワインは、天然に凍らせたブドウを凍結したまま搾って造る。毎年、この時期に収穫し、未明の一番冷える日の出直前までの時間に職員総出で一斉に作業に当たる。今年は約30人が1時間ほどかけておよそ500キロを収穫した。

 午前6時の池田の気温は氷点下13・6度。防寒具を着込んで手袋をした職員たちは食害防止ネットを外すと木に残ったブドウを摘んでコンテナに投入。吐く息が白く立ち上った。

 収穫されたブドウはすぐに同研究所へ運ばれ、手作業で圧搾した。今年産ブドウのアイスワインは来年12月にも発売される予定。

 同研究所の内藤彰彦所長は「今年はブドウ自体の出来が良く、近年にないほど収穫のタイミングも良い。甘みと酸味のバランスが整ったおいしいアイスワインになると期待したい」と話していた。(井上朋一)


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  • 未明の氷点下の冷え込みを利用して凍結したブドウ「山幸」を手早く収穫する町職員(13日午前5時50分ごろ)

    未明の氷点下の冷え込みを利用して凍結したブドウ「山幸」を手早く収穫する町職員(13日午前5時50分ごろ)

  • 未明の氷点下の冷え込みを利用して凍結したブドウ「山幸」を手早く収穫する町職員(13日午前5時45分ごろ)

    未明の氷点下の冷え込みを利用して凍結したブドウ「山幸」を手早く収穫する町職員(13日午前5時45分ごろ)

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