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インフル急増で急病センター混雑 施設の性格理解を

次々に患者が訪れ混雑する待合スペース(7日午前10時半ごろ、塩原真撮影)

 インフルエンザの流行拡大に伴い、帯広市休日夜間急病センター(柏林台西町2)が混雑している。多くの医療機関が連休に入る年末年始にはパンクしかねない状況で、同センターでは施設の趣旨を理解して適切に利用するよう呼び掛けている。

 同センターは、夜間と休日に限り、内科・小児科の急病の診療を行っている。一般の医療機関が開く平日・日中までをしのぐ応急的な処置で、薬の処方も2、3日分に限られる(インフルエンザは5日分)。

 しかし、こうした施設の性格を理解せず、慢性疾患で受診・再来したり、1週間分の薬の処方を要求したりするケースもある。また、平日に一般の医療機関を受診できない勤労者の利用も少なくない。受診者の8割は不要不急の症状だという。

 特に休日の混雑が激しい。休日の利用者は少ないときで70人程度だったが、インフルエンザの流行が始まった11月下旬から急増し、180人近い日もある。医師2人体制で診ており、長いときは待ち時間が3時間近くになることもあるという。インフルエンザの流行はこれからが本番で、年末年始にはさらに混雑することが確実な状況だ。

 同センターでは、「不要不急かどうか自分で判断するのは難しいので、平日日中まで待つのが不安なときは遠慮なく受診してもらいたい」とする一方で、「少しでも体調が悪いときは、早めにかかりつけ医を受診してほしい」と、混雑緩和に協力を求めている。(丹羽恭太)

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    次々に患者が訪れ混雑する待合スペース(7日午前10時半ごろ、塩原真撮影)

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