コモンリスザル、エキノコックス症で死亡 おびひろ動物園
おびひろ動物園(高橋利夫園長)は3日、同園のコモンリスザル1匹(雌、推定5歳)がエキノコックス症で死亡したと発表した。同居するリスザル15匹の感染を検査したが、すべて陰性だった。
死亡したのは2009年に円山動物園(札幌市)から3匹導入したうちの1匹。7月15日に死亡し、死因を調べるため、帯広畜産大で検査した結果、エキノコックス症感染が分かった。感染経路は不明。同園は「来園者が感染することは考えられない」としている。
同園でエキノコックス症による動物の死亡は1997年のニホンザル以来。
エキノコックス症は、キツネと野ネズミが感染、ふんを介して飼い犬や人にも広がる。同園は、野生のキツネの侵入を防ぐために河川用防護柵と外周フェンスの改修を実施し、10月にも道の指導の下、駆虫薬散布に取り組む。(酒井花)
◆エキノコックス症について
・エキノコックス症の知識と予防-北海道ホームページ
・エキノコックス症かからないためのQ&A(PDFファイル)-北海道ホームページ
・エキノコックス症の知識と予防(PDFファイル)-北海道ホームページ
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園-公式ホームページ
・おびひろ動物園飼育係ブログ-公式ブログ
・エキノコックス症によるリスザルの死亡について-帯広市ホームページ