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旧農家でカフェ、移住の丹野さん 池田

カフェ「マレェ」の落ち着いた雰囲気の内部とワッフルのセットを手にする丹野さん

 【池田】北広島市から池田へ移住した行政書士の丹野啓太さん(47)が清見の旧農家の木造平屋住宅を改修し、カフェ「マレェ」(清見78の4)を3日開店させる。和室を活用した和風喫茶で周辺は畑に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気が魅力だ。若い頃から抱いていた夢を実現させた丹野さんは「くつろぎの場所として活用してほしい」と呼び掛けている。

 旧農家住宅は、丹野さんが2011年12月に池田へ移住後、町移住促進協議会から紹介を受けて入居した。築70年ほど住宅で、障子やガラス入りの引き戸、ふすま、床の間などがあり、屋根裏部屋も設けられている。

 カフェは、10畳(16・5平方メートル)の和室2室を使い、テーブルを6卓置き、窓際には椅子席のカウンターも設けた。住宅の前庭約700平方メートルには芝生を張り、夏場は野外パーティーなどにも活用できる。

 メニューは紅茶を中心にコーヒー、緑茶、ウーロン茶の合わせて十数種の飲み物を用意。コーヒーは400円、紅茶は430円から。ワッフル(600円から)もあり、飲み物とセットで注文すると200円割り引く。本格オープンする6日以降は軽食も用意する。毎週土、日曜は、丹野さんの妻の香織さんによるまつ毛エクステンション(人工まつげ毛の装着)も引き受ける。

 丹野さんは高校時代から札幌の洋食店などでアルバイトし、一通りの仕事を覚え、「いずれは自分の店を」と思い続けてきた。池田へ移住後の12年11月に行政書士の試験に合格し、次の活動として夢の実現に着手した。

 定休日の毎週月、火曜日は行政書士の仕事に専念し、2つの仕事の両立を図る。丹野さんは「カフェでのお客さんとの出会いは行政書士の仕事にもプラスになる。困ったことがあれば相談してほしい」と話す。

 店は清見の高台にあり、ワイン城やアイスクリームの人気店「ハッピネスデーリィ」とも近く、観光振興も期待される。

 営業時間は午前11時から午後8時(ラストオーダーは午後7時)。電話は015・578・7102。(平野明)

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  • カフェ「マレェ」の外観

    カフェ「マレェ」の外観

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