テレビで紹介 上士幌町出身の柴村さん
上士幌町出身で健康食品販売「銀座まるかん柴村グループ」社長の柴村恵美子さん(58)=大阪在住=が、テレビのバラエティー番組「Gメン99」(TBS系列)で、“大セレブ”と紹介され話題を呼んでいる。柴村さんは26日に十勝毎日新聞社を訪れ「家柄や学歴、何の肩書きもなかった私の成功を十勝の将来を背負う若い人たちに伝え、ふるさとを豊かにしていきたい」と語り、今後は十勝で活動を増やしていく意向を示した。
柴村さんは上士幌清水谷小、上士幌中、帯広大谷高卒。日本指圧専門学校(東京)で、漢方を基にした健康食品や化粧品販売「銀座まるかん」創業者の斎藤一人さんと出会う。24歳で十勝に戻り、帯広市内で治療院を開業した。
「幸せになるためには笑顔でいること」という斎藤さんの考えに共感し、33歳のころに銀座まるかんへ。北海道や東京、大阪など13都道府県エリアを統括する社長として、大阪と東京を拠点に活躍する。
斎藤さんは過去2回高額納税日本一、柴村さんも1997年に全国86位、大阪府で3位にランクインした。「自分が楽しいことを追求してきた結果、豊かさが引き寄せられた」と柴村さんは話す。
テレビ番組では「全国のタワーマンションの最上階に住むのはどんな人」「セレブの夏休み」などの企画で6~8月の3カ月連続で出演した。柴村さんが暮らす大阪のマンションが紹介され、高級インテリアの数々やアクセサリーといった私財が公開された。
番組出演の直後には、柴村さんのブログが「アメーバブログ」のランキングで1位となった他、インターネット検索大手「ヤフー」では「斎藤一人」の検索数がトップとなるなど反響があった。
柴村さんは9歳のときに父親を病で亡くし、母と兄が上士幌町内で営む柴村商店を子供のころから手伝っていた。「困ったときは地域の人たちに助けられた。大きくなったら恩返しをしたいと思っていた」と振り返る。
上士幌町への納税を続け、95年には同町の総林寺の高台に千手千眼観世音菩薩を奉納した。10月19日には同寺で「ひとりさん観音まつり」を開く。自身の成功体験をつづった著書も多数出版しており、希望する管内の学校や図書館に寄贈する。問い合わせは銀座まるかん柴村グループ(06・6292・1466)へ。
(澤村真理子)
◆「柴村恵美子」さんについて
・柴村恵美子からの情報発信-柴村恵美子公式ブログ