書道パフォーマンス甲子園初出場 帯広北高書道部
帯広北高校書道部(五十嵐結衣部長)が、音楽に合わせ大きな紙(縦4メートル・横6メートル)に筆で文字や絵を書き上げる「全国高校書道パフォーマンス甲子園」(愛媛県・8月3日)に出場する。道内高校からの出場は同校が初めて。部員たちは「観客と一緒に盛り上がりたい」と意欲を見せている。
同大会は、不況で活気を失っていた街を盛り上げようと愛媛県の高校書道部が中心となり、2008年に始まった。以来、毎年行われ参加校も徐々に増加。7回目となる今回は全国から72校が応募、一次予選(ビデオ審査)を通過した20校が出場を決めた。同校は「動きにキレがある」「元気があっていい」などと評価を受け、全国への切符をつかんだ。
大会当日は部員12人が「踊りながら書く」をテーマに、ポンポンを使った創作ダンスと迫力の筆遣いを7分間で披露する。自分たちで考えた詩と桜の木の絵を書く。墨汁を含んだ大筆は重さ5キロ。演出を考えたパフォーマンス班の戸水かんなさん(3年)と、福永真己さん(同)は「バランスをとるのには一苦労。皆で力を息を合わせるのは大変だが、楽しみたい」と意気込む。
これまでチームをまとめてきた五十嵐部長(同)は今月27日から行われる「全国高校総合文化祭」(茨城県)にも作品を出品。「毎日真剣に練習に励み、雰囲気の良いチーム。どちらの大会も上位に入賞できれば」と意気込んでいる。
(高津祐也)
◆第7回書道パフォーマンス甲子園について
・大会概要や開催日時など各種情報-書道パフォーマンス甲子園実行委員会公式ホームページ